21thチャレンジ富士五湖 - 100キロ

   
ランデータ:
グロスタイム 12h 23min 18sec
ネットタイム 12h 22min 00sec
男子総合 331位 / 766人
(順位は【大会報告と結果】21stチャレンジ富士五湖から)

大会結果:
男子(100キロ) 申込者数 1320人 / 出走数 1183人 / 出走率 89.6% / 完走数 766人 / 完走率 64.8%
女子(100キロ) 申込者数 222人 / 出走数 202人 / 出走率 91.0% / 完走数 128人 / 完走率 63.4%
総合(100キロ) 申込者数 1542人 / 出走数 1385人 / 出走率 89.8% / 完走数 894人 / 完走率 64.5%

通過タイム:
10キロ 1h 05min 23sec
50キロ 5h 15min 27sec
88キロ 10h 20min 42sec
98キロ 12h 12min 51sec

ラップタイム:
1キロごとにあるので、気力のあるときに…

天候:
平均気温 11.3度
最高気温 20.7度
最低気温 1.7度
平均風速 3.3m/s

写真

全日受付会場 猫ひろし、エリック・ワイナイナなどのトークショー 今大会のテーマの「PRAY FOR JAPAN」
猫ひろしに手を振っています 100キロスタート みんな時計をスタート
行って来まーす! ちゃんとカメラの前ではゼッケン見せないと(山中湖付近) 車がなければもっといいのにね(河口湖への橋)
もう何処だか解らないけど元気そう 富士桜きれいだよね~ 感動のゴール!
泣かないように歯を食いしばっています! アーリーエントリーTシャツと完走メダル ねんとスワロフスキー入のメダル
21st Challenge Fuji 5 Lakes

レースリポート

「ウルトラマラソンは旅である」とどこかで読んだ気がするが僕は「ウルトラマラソンは出会いだ」と思った。

4月28日は広島で仕事をして、東京の家に帰ったのは夕方。そこから荷物の準備をして29日の午前中に家を出て富士吉田に向かう。僕の使っている駅からはチャレンジ富士五湖に出そうな人はいなかったけど、西武国分寺線に乗ったらそれらしき人が何人かいた。そして中央線に乗り換えるとかなり服装がランナーな人が増える。高尾で大月行きに乗り換えた時点で25%ぐらいの人はランナーっぽい格好。大月から富士吉田に

大月から富士吉田に向かう電車では90%がランナー、5%は高校生、5%は富士急ハイランド行きのデートっぽい人たち。明らかに高校生はびっくりして戸惑っていた。そうだよね、普通座る場所が無いぐらいに電車が混むことはないと思う。既に缶ビールを飲んでいるランナーがいて感心する(後で思ったんだけど、この人毎年112キロ優勝している人かも)。

無事富士吉田着。大会のバスが駅から出ているはずなんだけど見当たらないと思ったらA4ぐらいの紙が貼ってあるだけだった。しかし富士吉田着の電車が1時間に1本で2分着着だと分かっていながら、バスは2時、2時半、3時…となっているのは納得できない。15分発と45分発にすればみんなあんなに待つこと無いのに!

と、言っている間に会場到着。ゼッケン、案内、アーリーエントリーのTシャツを貰う。これはアーリーの価値アリ。かっこいいです。3000円で売っているシャツの色違い。
会場でレースの説明を聞いて、猫ひろしとかエリック・ワイナイナのトークショウを見る。見ている間にtomo joggersさんから連絡有り初対面。数分お話ししました。明日ガンバローって。
後はサイコロゲームしてお皿貰ったり(!)、記念のストラップ買ったりして、とりあえず食料調達のために富士吉田駅前に戻る(民宿に泊まるんだけど晩ご飯無しを撰んじゃったから)。後、エリック・ワイナイナさん凄く良い人だった!日本語ペラペラで係の人が「こっちに来て下さい」って言っているのに皆にちゃんと握手して、写真も撮って…嬉しかったです!

富士吉田駅の地下にあるスーパーでデカイお稲荷さんパック(8個入りかな)、焼きそばパン食べてもぐもぐ。レース用に煎餅とクリームパンも購入。そして民宿に向かおうと思ったんだけど…会場からのバス終わっているんだよね…とりあえず民宿に電話。なんか徒歩20-30分の距離らしい。じゃぁ、歩くか。と言う事でトボトボ。しかし!なかなか着かない…途中で本屋に入りドライブマップを確認して正しい方向に歩いているかをチェック(正しかった。間違っていたらタクシー捕まえようと思った)。そして無事到着。今グーグルで調べたら3キロだって。もっと長く感じた…

民宿について部屋に案内される。7人部屋。既に布団がひいてあり、先に来た人の荷物が布団の上に置かれている。なので部屋の隅の布団をゲット…すること無いので明日の荷物整理をしていると夕飯を食べ終わった部屋の方々が戻ってきたのでこちらから先に「こんにちわ~」と挨拶。うん、よさそうな(?)普通の人達だ。部屋のライトのつけ方が分からない~、お風呂のシャンプーとかタオル無いんじゃない?とかそんな会話をして和む。とりあえず僕が風呂の偵察に。タオル無し、シャンプー、ボディーソープ有り。体洗う場所2箇所。お風呂は4人ぐらい入れそう。まぁまぁ綺麗。

とりあえず偵察内容を皆さんに伝え、混むのが嫌なのでさっさと風呂にGO!一番乗り♪
そこで体洗っていると一人入ってきたので挨拶。その日とも今年が初めて見たい。お互いどれだけ準備していないかで盛り上がる。
「途中になにか荷物預けます?」「いや、なんにも用意してきていないから、(経験者に)叱られてコンビニでさっきかってきたよ」「着替え用意しました?」「いや、いらないと思ったんだけどまた叱られたから持ってきたよ」「しかし40㌔以上って想像つかないですよね」「ゆっくり走るからいけそうですよね」みたいな感じで。
そうしている間にもう一人入ってくる。この人は同じ部屋の人。去年も走ったことあるというからタイムを聞いたら8時間ぐらい!びっくり!なんと去年6位の人だった!(後でチェックしたら今年は7時間台で完走していたけど6位だった)。すごいなぁー。優勝争いする人でもこんなところに(失礼!)泊まるんだ、とチョット安心。

お風呂出て部屋に戻ってきて皆さんとちょっとおしゃべり。みんな布団の上に座って話しているのって合宿みたいで楽しい!部屋には6人結局いて、初参加者は僕含めて2人。周りの人とマラソンの自己ベストとか話していると「大丈夫、完走だけだったら、できるよ」と言ってくれるのでちょっと安心。他にすること無いのでお煎餅ポリポリ。隣の人はビールグビグビ。去年6位の人がもう寝ちゃったので話すの悪いなぁと思い8時ぐらいには布団に入りました。

朝2時半起き!意外と出来るもんです。ちなみに6人のうち僕が最後に起きた様子。ご飯を食べに食堂に。意外と美味しいです。プラスチックのお皿が子供ランチっぽいですが。まぁまぁ。ご飯(3杯食べた)、斑入りお味噌汁(2杯)、海苔、ソーセージ、サバ、キャベツ、漬物、梅干。大満足です。朝食の後に部屋に戻りまたおしゃべり。履く靴のこととか。さすがにヲタクレース。話題が尽きません!今更サプリの話しています!まぁ、そうしている内にバスに乗り会場入り!ちゃんと布団も畳んで合宿気分満喫。

外はちょこっとずつ明るくなってくる。112キロの部は既にスタートしているみたい。エイドでお菓子を食べて(ピュレグミ、タケノコ、キノコの里)スタートに並びます。5時スタートに合わせ富士山の頂上にかかっていた雲(ふきだし笠?)がだんだんとなくなり頂上が見えてきた!カウントダウンも終わりスタート。さすがにみんなゆっくり。いいなぁ。スタートにいた猫ひろしに手を振り長いレースのスタートです。目標は完走!

自分一人でLSDをしようと思ってもどうしてもキロ6分かそれ以上早くなってしまうのですが、このレースの出だし、普通に走っているつもりなのにガーミンを見たらキロ7分!想像以上に遅い!なのでとりあえず予定のキロ6分にペースアップしてそのまま走ることに。

最初に向かう湖は山中湖。山中湖まで大体13キロあるが、途中にエイド数カ所+富士山の絶好写真スポットなど幾つかあり、長く感じなかった。レース前の予定ではエイドごとに1分ぐらいの休憩を入れようと考えていたが、全然疲れないので特に休憩はなし。でもマラソンみたいに走りながら飲み物を取るのではなく、ちゃんと停止/歩きながらエイドを利用。喉が乾いていなくてもとりあえずチョットでも飲み物を口にするようにする。
富士山の写真スポットでは本格的なカメラマン(でっかいカメラ+三脚)が富士山に富士桜を入れ、写真をとっていました。ランナーが邪魔じゃなかったら良いのだけど…

山中湖に向かう途中、程同じペースで走っていたランナー。50代かな?それで全身白のジャージでコーチみたいな人が後ろから付けて走っていました。そして至る所でカメラマンが先回りしてその人の写真を撮っていました。雑誌の特集かな?とにかくその人がいい感じでキロ6分ぐらいなので、一緒についていったのですが、段々ペースダウンしてきているようなので山中湖手前で追い抜きました。完走できたかなぁ?先回りしているカメラマンも心配そうでした…山中湖に入る手前に112キロの部の先頭ランナーとすれ違う。

とにかく山中湖スタート。この湖はゆっくりしたイメージが残っています。自分の速さではなく、湖自体の雰囲気が「のほ~」としていた感じ。ウオーキングコースもいっぱい、大きめの駐車場も多数、トイレの数バッチリ(でも「いっぱいあるから次ので行こう」と思っているときに限ってなかなか無いと言うSod's Law…)。しかしこの湖は大きい!走っても、走っても終わりが来ない!
最初のトイレは21キロ地点ぐらいで。並ぶこと無く用をたせました。そして朝釣りをしている人を眺め、逆さ富士のスポットを通りすぎるとやっと山中湖1周です。大体25キロ地点ぐらい。なので1周13キロ位あると思います。大きい湖です。実はこのころには既に30分前スタートの112キロのランナーも時々追い越すことがあります。大丈夫か?

山中湖をと過ぎると第一関門の「やきとりふじ」。27.6キロ地点。もう既にレースの1/4が終わっている!早いです。全然疲れも感じていないし。
この関門制限は8時45分。7時50分ぐらい通過なので余裕でOK。このエイドではパンがあったけど口の中がサバくさく、食べる気起きず…無念。
また、このエイドでは荷物預かりがあり、スタート時(寒い)に着ていたウェアを預けるとゴールまで運んでいってくれるという、親切なサービス。そしてスムースな運営!ボランティアの方々、ありがとうございます。

まぁ、小さめのエイドで、混んできたのでさっさと走り始める。
地図で見ていたから解っていたのだけど、次の河口湖まで長い…山中湖が終わったあたりで急な坂があった気がしたんだけど、レース後に高低差を見ていると見つけられない…まぁ、でもこの坂で最初に歩いている人が出てきました。坂道はいっぱい妻の実家で練習しているので、ここは問題なし!逆に力が湧いてくる感覚でした。
河口湖到着地点で大体42キロ。フルマラソンです。特に何もすることがないのでボーと走っていました。ペースはキロ6分をキープ。ここまでこのペースで来ると体が覚えるのでそこまで時計見なくてもパースは安定する。35キロ地点で「フルマラソンだと、そろそろペースダウンしてくるなぁ、でもキロ6分だと全然楽く。よし!」と自分に言い聞かせ、40キロ地点では「35キロの壁、破り!」とか考えていました。

以前読んだ話でフルマラソンの距離を4時間半以内に通過、その後もキロ6分を出来るだけキープ(70キロぐらいまで)。この計算だとだんだん遅くなって、最後に歩きが入っても完走できる!みたいなことを読んだので、とりあえずこれを目標に前半走っていました。結果42キロで4時間25分。もうちょっと貯金がほしかったが、とりあえずはクリアー。今後はどれだけキロ6分をキープできるかが課題。

河口湖付近に近ずいてくると見覚えがある場所が多数出てきて楽しかった(去年富士登山競走の後に観光をたくさんした良い思い出の場所!)。最初は河口湖の反対側に渡る長い橋を通過。気持ち良い~。その後の駅の道ですぐエイドだし!このオフィシャルエイドの反対側に個人エイドも!個人エイドをおいしかったです!食べ物が個人の方がダントツ豊富。なので飲み物はオフィシャル、食べ物は個人。

河口湖はライダー(自転車)が多く、応援してくれてうれしかったです!休憩しているライダーを通り過ぎると「がんばれ~」とか、抜かされる時も「ファイト!」とか。やっぱりスポーツの繋がりすてき。うれしいです。ここからは湖を一気に一周するわけではなく、行きに半分、帰りに半分なので山中湖ほど長く感じない。河口湖ではオルゴール美術館、ダヤン美術館など通り過ぎて、富士登山競走の後にラベンダーを大量に頂いた公園を過ぎどんどん前に進む。

河口湖が終わるあたりで50キロ地点通過(半分終了!)。ペースは安定。体に異常なし。河口湖と西湖の間の坂の途中に第2関門、「西浜小学校」。ここではスタート前に預けた荷物を引き取れる最初のスポット。荷物には携帯、サプリ、煎餅などを入れておいた。結局アミノ酸を取っただけ。妻に携帯で話せたのでうれしかった!ここの関門時間は12時。僕は10時半についたのでかなり余裕。でもこれから休憩も増えてくると思うので、気を付ける。
また、昨日民宿で話している時に経験者から

つづく